今回はメタリック・ブレイクコア・アーティスト「DJ Skull Vomit」のアルバムをご紹介!
ブレイクコアとグラインドコアを融合させた伝説的ユニット「Eustachian」のメンバーであったTony Welterによるソロユニットが「DJ Skull Vomit」。
2000年にサンフランシスコにてJohn Rocheと「Eustachian」を結成、エレクトロニカ/IDM/ブレイクコア/ドラムンベースとグラインドコアを合体させた驚異的なスタイルでアンダーグラウンド・シーンにて壮絶な支持を受け、Machine Drum、Ed Lawes、Genghis Tron、DJ Technorchのリミックス制作などでジャンルを超えて話題を集める。
自主レーベル「Fathme Records」を中心に作品をリリースしながらも、Ad Noiseam(ドイツ)、Death$ucker(イギリス)、Upitup(イタリア)、Minime(デンマーク)など様々な国から作品をリリース、Daly City Records(アメリカ)、Murder Channel(日本)のレーベル・コンピレーションにも参加し、その圧倒的な楽曲のクオリティーで世界中のリスナーから支持を受けていたが、2010年に惜しまれつつもEustachianは解散。
Eustachian Live @ 5lowershop 9-30-06
Eustachianがリリースしてきた音源は全て無料公開されていますので是非チェックを!
その後、Tony Welterはブレイクコア/グラインドコア・プロジェクトの「DJ Skull Vomit」とデス・ステップ・プロジェクトの「Singaya」の2つの名義で活動を開始。
2010年には初の音源「DJ Skull Vomit Vs. Singaya 」をCock Rock Discoからリリースし、ヨーロッパ、アメリカ・ツアーをおこない、Dour Festival、Tribes Festival、Bangfaceなどの大型フェスティバルにも出演。2012年にはDJ Skull Vomit名義では初の単独EP「Welter Skelter」をPeace Offからリリース。EDMを風刺した超過激なジャケットも注目を集めた。
2013年には日本のサイバーグラインドコア・バンド「deathcount」とブレイクコア・シーンのトップアーティスト「Bong-Ra」のリミックス作品への参加、Ladyscraper、CHEEZFACEとの大規模なヨーロッパツアーを成功させた。2014年5月には初来日公演を果たし、DOMMUNEでは数千人の視聴者に衝撃を与えた。
dj Skull Vomit – Swamp Bitch (Ft. Baseck, Otto Von Schirach & Surachai)
2014年に発表された「DJ Skull Vomit」のデビューアルバム「Ritual Glow」は、書き下ろしの新曲に加えて外部アーティストへ提供したリミックス音源、未発表曲、過去にレコードやデジタルでのみ発売されていた楽曲を新たにマスタリングし、破壊力抜群の楽曲を纏めたデビューアルバムに相応しい内容となっている。
ギターやドラムなどの生楽器に加えて最新のソフトウエアを駆使し、ブレイクコア、ドラムンベース、ダブステップ、ハードコアテクノなどのダンスミュージックや、グラインドコア、ドゥームメタル、ノイズミュージックまでもを飲み込み、バンドサウンドとダンスミュージックの過激な部分のみを抽出してミックスした超ラウドな楽曲。
マシーンビートの打ち込みバンド!?とすら錯覚する程その絶妙なミクスチャーパーセンテージが双方のリスナーを満足させること間違いなし!!
DJ Skull Vomit – Ritual Glow – Trailer
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最近ではハードコア・ドラムンベースのトップレーベル「PRSPCT」のサブレーベル「PRSPCT RVLT」からのEPリリースや、日本人ハードコア・クリエイターの「RoughSketch」のEPへのリミックス参加、Bong-RaとLadyscraper(Shitwife)とSkull Vomitによるバンド「Mum&Dad」での活動も開始。現在、Skull Vomitとしての新しい音源を準備中との事なので今後もエクストリーム・ミュージック好きは彼から目が離せません!
RoughSketch – Ganjapanic (DJ Skull Vomit Remix)
Mum & Dad ‘Traces Of Flight’