今回の「What’s your favorite thing of all time?」はロンドンを拠点に活動している日本人サイケデリック・ロックバンド「BO NINGEN」のギタリスト「Kohhei Matsuda」さんのチャートを公開!
Kohheiさんが音楽制作やギタープレイにおいて影響を受けた作品を10作教えていただきました!
Kohhei Matsuda
音楽家、ギタリスト/シンセシスト。英国ロンドンを拠点に活動するロックバンド:BO NINGENのメンバー。
CoachellaやPrimavera、Fuji Rock、All Tomorrow’s Partiesなど、世界各地のビッグフェスティバルに出演。
また、個人名義で映像作家や数々のミュージシャンとのコラボレーションを行う。
https://www.youtube.com/watch?v=bIJwMX9edEE
https://www.youtube.com/watch?v=B5qWVRXJCao
https://soundcloud.com/kohhei
Lightning Bolt
人生で初めてライブハウスで観たバンド。ここでたくさんネジが飛んでそのまま。
10年以上たった今でも耳鳴りがしてる。
D.N.A “Lionel”
ギターを弾き始めた頃はArto Lindsayのモノマネばかりしていた。
ギターを弾く、ということは一体なんなのだろうか。
David Sylvian “ The Good Son”
ギターを弾き始めた頃はDerek Baileyのモノマネばかりしていた。
自由とは何か。
このギターの上で歌おうと思ったDavid Sylvianは本当にすごい。
あまつさえちゃんとソングになってる。
アルバムのすみずみまで張り巡らされた美意識にじわじわと絞められる。
Aki Onda “One Day”
世代的にレコード盤に全くノスタルジアがない僕にとっての郷愁の在り処はカセットテープ。
テープを巻き戻す音がこんなに切ない気持ちを呼ぶなんて。
マテリアリスティックな質感ながらもぎりぎりで演奏と感情の余地を残しているように聴こえるところにぐっとくる。自分の郷愁に引っ張られてるだけかもしれないけれど。
Black Dice “Creature”
最初に聴いた時から12年経って僕はだいぶ変わったと思うけれど、この音楽の印象は全く変わらない。不変の変。
Masami Akita & Russell Haswell
人生で初めて聴いた”ノイズ”のアルバム。
始祖と帝王の共演盤。
Mono “Late City Final Remix (Jackie-O-Motherfucker remix)”
デュシャンの張り詰めた怠惰さに近いものを感じる。
ただ単に怠惰なだけな可能性を否定しきれないところが更にすごい。
This Heat “ The Fall Of Saigon”
全て。
John Fahey “Eels”
ブルースを歴史的な文脈から切り離してしまうようなジムオルークの手さばき
(というかもしかしてブルース/アメリカーナの文脈を組み替えている?あるいは
ジムの手によってフェイヒイの素質が顕在化しただけかも。いま久しぶりに聴いているけどそんな気がしてきた。)
が冴え過ぎていて、しばらくこういう音楽ばかりやる人だと思っていた。
Miles Davis “He Loved Him Madly”
水平に引き伸ばされた重力の表現が突出している。
Sunn O)))とかこれの系譜としてみたら面白いんじゃないだろうか。
いかがでしたか?
こちらのチャートは不定期にて掲載していきますので、また次回をお楽しみに!