Slug Wifeを筆頭にブリストルを拠点とした新たなベースミュージックのムーブメントが感じられる最中、またもやブリストルから注目のレーベルが始動!
ジャズやハーフタイム、エレクトロニカにジャングルを取り込んだハイブリッドなベースミュージック・スタイルをプッシュする「Intrinzic Music」の第一弾リリースはSynergy Sound、Stasys、Maynix、Culprate、Kursa、Aenak、Seppa、King Breakの8組が参加したコンピレーションを発表!
前半は煌びやかでアーバンな雰囲気のあるメロディックでジャジーなベース・トラックで構成されており、後半からはディープにベースでえぐるヘヴィーなトラックが収録。前半と後半でまったく音の表情が違いますが、最初から最後までハイレベルな楽曲ばかりなので一気に楽しめます。
ジャズからの影響を見事に反映させたカラフルなサウンドがプログレッシブに展開するSynergy Soundの「Journey Into Wayward Lands」、エレクトロニカ+グリッチホップにジャズをミックスさせたスイングなStasysの「The Uncertainty Principle」などは、アメリカとイギリスで巻き起こっているモダン・ジャズの文脈ともシンクロするユニークでテクニカルな楽曲で刺激的です。
作り込まれた音像と適切な配置、グルーブ感を強調したベースとビートを用いたメタリックな側面も垣間見せるパワフルなKursaの「TURQUoISE」、ブレイクビーツの展開が非常に気持ちよくいつまでも聴けるSeppaの「Inga」は近年彼等がダブステップやUKGチックなスタイルに回帰しつつも、自身のオリジナルなスタイルを開拓し続けている独創性の高さが感じられ、これからの彼等とIntrinzic Musicへの期待も高まります。