ハードコア・テクノ~ブレイクコア~エクスペリメンタル~モダン・インダストリアルといったジャンルを縦横無尽に駆け巡る鬼才Slave To SocietyがPRSPCTから4曲入りのEPを発表!
今作『Abstract Venom EP』は自身のBandcampで発表していたEPシリーズと同一線上のサウンドと世界観となっていますが、90’sドラムンベース/テックステップの要素を強めた渋い内容。PreshaやPessimistのソリッドでディープなドラムンベースとも通じながらも、PraxisやAmbushが90年代後半に押し進めていたハーシュステップや最初期ブレイクコアのフィーリングを現代的にしており、ダークでハードなダンスミュージックを望む全ての人に捧げられた力作となっています。
快楽性を求め様々なシーンがジャンルレスに繋がって増殖している昨今、Slave To Societyはそのムーブメントをアンダーグラウンドなメンタリティを保ちながら先導しており、彼を中心とした興味深い新たな動きも見えてきました。
『Absteact Venom EP』は2020年代という時代を振り返ったときに様々な角度から再考されるであろう重要な作品となるでしょう。今作における圧倒的なオリジナリティとサウンドは、10年後も衰えることなくダンスフロアの欲求を満たし続けているはずです。