Mr. MitchやMiss Redの革新的なレコードで多様なリスナーやシーンからサポートされるThe Bug主宰レーベル「Pressure」からG36とJK Fleshのスプリット・アルバムが登場!
2018年にPressureからデビュー・レコード『Floor Weapons Vol.1』を発表し、続けてHotline Recordingsからリリースされたレコード『No Escape / Black Mass』で伝統的なステッパー/ダブにテクノ、インダストリアル、ノイズをパンク的なアティチュードで掛け合わせた攻撃的な曲で強烈なインパクトを残したG36。O.B.F.やThe iDEALISTとの共作で新しいダブ・ポエトリーを切り開いたジャマイカのNazambaのデビュー・レコード『Vex』のリディムをG36が手掛け、Don LettsからKahnまで魅了し、レフトフィールドでストレクトリーなベース・ミュージックを愛する人々を虜にしていました。当初は長崎のAnarcho-dub Punksと称され、SNSでも情報がまったく無く、その正体が謎のままだったG36でしたが、The BugとGorgonnのプロジェクトであることが今作のリリースに合わせてアナウンスされました。
JK Fleshは去年Hospital Productionsからリリースしたアルバムや自主レーベルであるAvalanche Recordingsからハード・テクノ~インダストリアル・テクノ~ダブ・テクノを独自の視点とバックグラウンドに通して解釈した異色の曲で、そのキャリアを再びアップさせ、テクノ界隈にも熱い支持者を生み、Goth-Tradとのスプリット作やPressureからリリースしたEP『In Your Pit』で開拓したSlow motion industrial dub technoのスタイルも衝撃的で大きな話題を集めていました。90年代のバーミンガム・テクノを彷彿とさせる硬質なサウンドに無機質なダブを重ね合わせたJK Fleshのダークでダビーなテクノは唯一無二であり、多くの中毒者を生み出し続けています。
この『Disintegration Dubs』はダブを拠点に様々な音楽的な要素と手法、そしてそれぞれのパーソナルな部分が落とし込まれ、ジャンルという括りを無意味にさせる全方位型の傑作。ある部分では固定化されつつあったダブの概念や手法を壊し、新たな境地へと辿り着いたラディカルなポスト・ダブの最新形態を存分に味わえます。2021年最重要作の一つ!