ハードコア・テクノ・シーンの異端児Dieのソロユニット名義「DieTRAX」(日本)と、ハードコア・ミュージック探求者「FFF」(オランダ)が2011年に発表したスプリット・アルバム『Hiroshima vs Rotterdam』の10周年記念盤が登場!
Mountain Graphicsによる新しいジャケットに加えて、2013年に発表されたスプリット第二弾『広島死闘篇~Hiroshima Deathmatch~』も付け足した2枚組仕様+新たなリミックスEP『広島死闘篇~Hiroshima Deathmatch~ Remix EP』が入手出来るDLコードも付いてくる超豪華仕様!
ブレイクビーツ・ハードコア、ジャングル、ピアノ・ブレイクス、ガバ、ブレイクコアをミックスしたカラフルでレイビーなトラックを収録した『Hiroshima vs Rotterdam』はリリース当時から国内外のコア層を魅了しました。
2013年に発表されたスプリット第二弾『広島死闘篇~Hiroshima Deathmatch~』では、両者のコラボレーション・トラックも制作され、Far East Recording(寺田創一)やE-De-Cologne(Patric Catani)といったレジェンドによるリミックスも収録。日本屈指のシールコレクターであり、クリエイターでもあるMOZAによるジャケットイラストとKetchupArtsのデザインによってオマケシールファンも巻き込み、日本のサブカルチャーと海外のダンスミュージック・カルチャーが高密度で合体した軌跡の作品を生み出しました。
そして、10年の時を経て発表される『Hiroshima vs Rotterdam Special Edition』には、『広島死闘篇~Hiroshima Deathmatch~』に収録されているDieTRAXとFFFのコラボレーション・トラックの新たなリミックスが収められたDLコードも封入。リミキサーには、「I wanna be a hippy」や「Happy birthday」などの特大ヒット・チューンで知られ、近年再び活動を再開させたハードコア・テクノ界の超重鎮「Technohead」と、唯一無二のプログラミング・スキルとサンプリング・センスでジャンルや世代を超えて支持されている「サイケアウツG」、そしてFFFによるセルフ・リミックスが収められています。
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DieTRAX
http://ketchuparts.com/
完全実機ユニット「アシッド田宮三四郎」でも活動しており、KetchupArtsやSOVIETSのデザイナーとしてもマニアックかつキャッチーな作品を展開。DieTRAXとしては全日本レコーズやMurder Channelから作品を発表し、海外レーベルのコンピレーションにも参加している。
FFF
https://fffmusic.bandcamp.com/music
ジャングルとRAVEミュージックをベースにアシッド・ハウスやバブリン、ダンスホール、ダブ、ノイズ、ソカといったジャンルをミックスしたハイブリッドなラガコア/レイブコアでMike Paradinas(μ-Ziq/Planet-Mu)からも絶賛され、モダン・ジャングル・シーンでも支持を受けているオランダのTommy de Roosによるソロプロジェクト。
初期の UK RAVEミュージック、ジャングル、デジタルハードコアに影響を受け、90 年代後半から楽曲勢作を開始し、ブレイクコア/ラガジャングルを中心にエクスペリメンタル、スピードコア、ノイズなどの実験的な楽曲も制作。1997年に自主レーベル「Orange Socks」を立ち上げて自身の作品を発表していく。2002年にFFF名義では初の単独レコード『Smiles Are Evil EP』をHong Kong Violenceから発表。以降はClash Records、Sonic Belligeranza、Planet-Mu、Zero71 Recordingsからのレコードのリリースやヨーロッパ各所でのライブ活動に加えて日本、イスラエル、アメリカでのツアーで各国のオーディエンス、アーティスト達から大きな評価を得ている。
FFF のコレクションでもある膨大な数のレコードやカセット・テープから選ばれるマニアックなサンプルに、アーメン・ブレイクを心から愛しているのが解るアーメン使いとジャングルやレゲエ、そしてバブリンのダーティーでマッシブな部分をブレイクコアやハードコアに組み合わせたユニークで完成度の高い楽曲は、メインストリームの音楽シーンでも評価を受けており、MunchiやKypskiといったダンスミュージック・シーンの人気アーティストからのリミックス依頼も受けている。2 度の日本ツアーと DieTRAX とのスプリット・アルバム、Murder Channel からのアルバムのリリースやDJ Technorch、m1dy、Hondalady、RoughSketchのリミックスなどで日本での知名度も高い。近年はPRSPCT RVLTとMyor Massivからのリリースで、ハード・ドラムンベースやジャングルのリスナー/DJ達からも人気が高く、オランダのアンダーグラウンド・ダンスミュージックを代表する重要なアーティストの一人として、世界中でライブ /DJ 活動を行っている。
Technohead(Michael Wells)
https://technohead.bandcamp.com/
把握しきれない程に数多くの名義を使い分け、インダストリアルやハウス、ブリープ・テクノ、ハードコア・テクノといったジャンルに革命的な作品を残し、80年代から現在までに歴史的な名作を多数発表している電子音楽家。
1985年に妻のLee Newmanと共にGreater Than Oneを結成。同年にアルバム『Kill The Pedagogue』を発表。その後、SPKのメンバーが主宰していたSide Effectsからアルバム『All The Masters Licked Me』を発表。それまでは呪術的なインダストリアル・ミュージックを軸とした実験的な作品を発表していたが、翌年に発表されたシングル『Now Is The Time』から、ダンスミュージック的なアプローチが強まる。1989年にWax Trax! Recordsからリリースされたアルバム『London』では、世界中に存在するありとあらゆる音楽を素材にした芸術的なサンプリング・ミュージックを完成させる。
90年代からテクノやハウス、トランスにフォーカスを当てた活動をスタートさせ、John + JulieやGTO名義でシングルをリリースし、同時期にハードコア・テクノ/ガバにフォーカスを当てたChurch Of Extacy名義をスタートさせ、数枚のレコードを発表した後にTechnoheadの活動を開始。1995年にリリースした『I Wanna Be A Hippy』が大ヒットし、Top of the PopsやMTVにも出演。そんな中、1995年8月にLee Newmanが癌により亡くなってしまう。その後はMichael WellsがTechnoheadを引き継ぎ、不定期ながら今もTechnohead名義での作品を発表している。現在はソロプロジェクトのS.O.L.O.やGTO名義でも新曲をリリースしている。
サイケアウツG
https://soundcloud.com/cycheouts-ghost
国内最強を誇る打ち込み天皇山サイケアウツG。
Mr.ディラックこと大橋アキラにより、90年代中盤に初期”サイケアウツ”を結成。TV、ヴィデオ・ゲームなどのあらゆる粒子化された情報とアーメン・ビートを、大胆かつ緻密なプログラミングスキルで新たなダンスミュージックとして提示。PE並のハチャメチャなライヴ・パフォーマンスとミックスし、90年代後半のアンダーグランドを一世風靡し、FUJI ROCK FESTIVALでのパフォーマンスは今もなお語り継がれる事になる。00年前後で突如地下に潜るが、2004年”サイケアウツ・ゴースト”として蘇り、”Vikalpa/分別”をROMZよりリリース。以前までの派手なサンプリングは影を潜めるが、その細部に込められたメッセージは健在。日本においていち早くダブステップ、グライムを取り入れ、得意の畸形アーメン・ビートと併せた作風はまさにオリジナルで、ドイツのレーベル”Suburban Trash”からの熱いラブコールを受け、後にアナログ2枚組みでライセンス・リリースされる。
2005年には、2ndアルバム”SIMSTIM/擬験”をリリース。前作を上回る最高の強度を持ったワル音楽に昇華させる。2006年には日本のダブステップ・アーティストの代表GOTH-TRADとスプリット盤”BEAT ADDITIVES VS MADRAVE”をリリース。2009年にリリースした3rdアルバム”Prapañca [戯論]”では、ベースライン・ハウス/ハウスにダブステップ、ジャングルを巧みにミックスした超一級のダンストラックを披露した。Adrian Sherwood、Meat Beat Manifest、The Bug、DJ Zinc、Soundmurderer、Bizzy B、N-Type、Skream、Kode9など、海外の実力派アーティストと共にイヴェント・ブッキングされ、ドッカリかつガッツリと必ずフロアをロックし、リミックス・ワークにおいてはWagdug Futuristic Unity、ビッグポルノ(小籔千豊&レイザーラモン)、Kid606、裸絵札、Yoco Organ、FFFへのリミックス提供で新旧問わず多くのリスナーを獲得している。