DEV/NULL 来日記念 オススメ作品紹介

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膨大なレコード・コレクションと尽きることのない情熱を持ち、DJ/執筆/レーベル運営を通じてジャングルの魅力を発信し続けながらプロデューサーとしても他の追随を許さない独創的なジャングル・トラックを生み出し、モダン・ジャングル・シーンにおいて欠かすことのできない存在である「DEV/NULL」が20年振りに来日!

グラインドコア・バンド「Fate Of Icarus」のドラマーとしても活動していたDEV/NULLは、キャリア初期には非反復性を追求した複雑なビートが乱舞するブレイクコアをクリエイトし、当時急速に拡大していたブレイクコア・シーンの中で際立った存在感を放っていました。2006年には初来日を果たし、東京、大阪、金沢、福岡を巡るツアーを敢行。2007年にはブレイクコア史に名を刻む傑作1stアルバム『Lazer Thrash』を発表しました。その後、2010年代からはジャングルの歴史や音源をアーカイブする活動に力を注ぎ、後にモダン・ジャングルが世界的な盛り上がりを見せるうえでその土壌を育んできました。

そして、12月5日と6日に開催されるMURDER CHANNELの22周年記念イベントに出演する為、実に20年ぶりとなる再来日が実現。今回はジャングルとブレイクコア、それぞれ異なるセットを披露するという特別な内容となります。

DEV/NULLの来日を記念して、初期のブレイクコア作品から現在のジャングル作品まで、彼の音楽的な歩みを辿るうえで聴いておきたい作品を厳選してご紹介します。

MURDER CHANNEL 22nd ANNIVERSARY
2026年12月5日(土)+ 12月6日(日)
at heavysick ZERO
https://heavysick.co.jp/zero/

各日 |
特典付前売(ADV):¥4,600 + 1D
当日(DOOR):¥5,300 + 1D

特典付前売チケットはこちら
https://livepocket.jp/e/murderchannel-22nd

※入場人数には限りがあります。
※前売完売の場合、当日券の販売はありません。

DAY 1|12.05(土)
OPEN / START 16:00

B1 FLOOR

GOTH-TRAD
DEV/NULL – Jungle Set –
HAMMER BROS
Goreshit
MARUOSA
TechDiff
OZIGIRI
Hitori Tori
mizuki wada
Coakira vs GATERROR
yaginiwa

B2 FLOOR

L?K?O
DieTRAX
yumeo
96-glass
Bloody Nora
DJ YEW
大江戸テクニカ
Yusaku Kato

DAY 2|12.06(日)
OPEN 16:00 / START 16:30

B1 FLOOR

MELT-BANANA
DEV/NULL – Breakcore Set –
Passenger of Shit
Goreshit – Special Live Set –
GATERROR
null hypothesis
黒電話666 [PROTOTYPE049]


Lazer Thrash
(Cock Rock Disco / 2007)

DEV/NULLの名をブレイクコア・シーンに決定的に刻み込んだ歴史的名盤。レイヴ、ジャズ、ジャングル、グラインドコア、IDMなどの音楽的要素を極限まで細かく解体し、複雑に組み合わせることで生み出された圧倒的な独創性を誇る楽曲が収録されています。
フリージャズにも通じる自由奔放な発想と予測不可能な展開を繰り返すドラム・パターンは、その後のブレイクコア・シーンにおいても追随するアーティストが現れないほど独創的であり、今なお他に類を見ないものです。

Shards Of Rhythm
(Dross:tik Records / 2010)

DEV/NULLのキャッチーなメロディとレイヴ・サウンドが色濃く表れたEP。タイトルにも示唆されているように特定のジャンルに特徴的なリズムを取り入れながら、それらを独自の解釈で再構築した楽曲が収録。ブレイクコア期のDEV/NULLが残した作品の中でも、狂気的なサウンドと親しみやすさを兼ね備えた一枚であり、DJプレイにも取り入れやすい内容となっています。
UKハードコアにも通じるDEV/NULL流のハードコア・トラックも収録されているのですが、こうした楽曲は現在の視点から聴き直すことで改めて発見できる魅力があります。本作を最後にDEV/NULLは楽曲制作を一時休止し、ジャングルの音源や歴史をアーカイブする活動へと軸足を移していくことになります。

Microjunglizm
(RAVE4EVAR / 2021)

2020年にポケットサイズの小型サンプラー「PO-33」のみで制作したアルバム『Pocket Selector: A Selection Of Micro Jungle』を突如発表し、楽曲制作を再開。新旧のファンを歓喜させたDEV/NULLがPO-33をさらに自在に操る技術を磨き上げ、完成させたのが本作。多彩なブレイクビーツを巧みに組み合わせながら、ブレイクコア期に見られた予測不可能なリズム展開も取り込み、ジャングルの基本構造を維持しながら、ジャングルという音楽のフォーマットを押し広げた傑作です。
本作以降、Future Retro Londonから2枚のシングルをリリースし、DJ SofaやDJ Traceのリミックスを手掛けるなど、モダン・ジャングル・シーンにおいてプロデューサーとしても確固たる地位を築き上げました。

Drum Damage EP
(Hooversound Recordings / 2026)

Sherelle主宰レーベル「Hooversound Recordings」からリリースされた最新作。オールドスクールなジャングルやブレイクビーツ・ハードコアへの深い造詣と愛情が随所に感じられる楽曲を収録。DEV/NULLならではの緻密かつ独創的なブレイクビーツ・プログラミングが施されており、濃密なサウンドを展開しています。ジャングルの歴史を記録してきたアーカイバーとしての視点も色濃く表れており、ブレイクビーツ・ハードコアからジャングル・テクノ、ダークコアへと連なる音楽的な系譜を踏まえながら、その魅力を現代のサウンドへと昇華。過去と現在を結びつけ、ジャングルという音楽の根幹にある精神性と革新性を鮮やかに浮かび上がらせた作品です。
DJ、コレクター、プロデューサーとして長年培ってきた知識と経験、そして創造性が結実した現在のDEV/NULLを示す必聴の一枚です。


DEV/NULL
20年以上に渡り、エクスペリメンタル・ミュージックやアンダーグラウンド・ダンスミュージックの最前線で独自の存在感を放ち続けるアメリカ・ボストンを拠点とするDJ/プロデューサー/レーベル・オーナー。

90年代後半、グラインドコア、レイヴ、ジャズなどの要素を取り入れた狂乱的なブレイクコアで頭角を現し、ヨーロッパ各地やイギリス、日本でツアーを敢行。2007年には1stアルバム『Lazer Thrash』をCock Rock Discoからリリース。その強烈なサウンドはブレイクコア・シーンに大きな衝撃を与え、他の追随を許さない独自のスタイルによって、シーンを代表するアーティストの一人として確固たる地位を築いた。

2000年代半ばには活動の方向性を転換し、1992年から1995年にかけて生み出された広く知られることのなかったジャングルやブレイクビーツ・ハードコアに焦点を当てたウェブサイト「Blog to the Oldskool」を開設。当時、これらの音楽を専門的に取り上げる媒体が限られていた中、膨大な知識と並々ならぬ情熱に裏打ちされた同サイトは貴重な情報源として大きな影響力を持つ存在となった。

2013年にはTim Reaperと共同で隔週放送のジャングル専門ラジオ番組「BTTO Radio」をスタート。同番組は現在も続いており、ジャングル/ドラムンベース界のレジェンドであるEquinoxと共同で担当するNTSのレギュラー番組「DRUM POETRY」でも活動している。また、2013年には90年代初頭の未発表ジャングル音源を発掘するヴァイナル・レーベル8205 Recordingsを設立。DJ Nut NutやBizzy Bなどの貴重な音源をレコード化し、埋もれていた音楽的遺産を形にして残している。

2020年には小型サンプラーPO-33を使用して生み出した独自のスタイル「ミクロ・ジャングル」を提唱し、楽曲制作を本格的に再開。Modern Urban Jazz、EVAR、Future Retro London、Parallax、Deep Jungle、Hooversoundといったレーベルからアルバム/EP、リミックスを発表するなど、精力的に活動を続けている。