『ヴェールを脱いだサイケアウツ』特集|サイケアウツ入門おすすめ楽曲5選

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サイケアウツの歴史をまとめた決定版書籍『ヴェールを脱いだサイケアウツ』の刊行を記念して、サイケアウツ入門にオススメの楽曲をご紹介!

GHz Blogでも長年にわたり紹介し続けてきたサイケアウツ。これまでにもインタビューや特集記事を公開してきましたが、今回は『ヴェールを脱いだサイケアウツ』を読む前にまずはサイケアウツとはどのような存在なのかが伝わる入門曲をピックアップしました。

大胆なサンプリングを駆使したサイケアウツ時代の楽曲から、クラブ・ミュージックとしての完成度をさらに高めたサイケアウツG時代の楽曲までをセレクト。『ヴェールを脱いだサイケアウツ』をより深く楽しむための予習として是非チェックしてみてください。

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天ー地人 SS 業務用
(Stereo Records / 2023)

過去曲を細部までブラッシュアップしていく「業務用」シリーズの一環として2023年に公開された「天ー地人 SS 業務用」。サイケアウツといえばアーメン・ブレイクといえる程、世界でも屈指の強度と鳴りを誇るシグネチャー・アーメン・ブレイクが特徴ですが、この曲ではサンプリング元である「Amen, Brother」を忠実にカバーしています。どこまでも突き抜けていくような縁起の良いサウンドは、まさにサイケアウツGを象徴する一曲といえるでしょう。

Kaos Future Zero
(MURDER CHANNEL / 2018)

サイケアウツGが常に時代を先取りし、未来のサウンドを形にしてきたことを証明する一曲。ハーフステップを軸とした構成でありながら、Andy StottやThe Haxan Cloak、JK Fleshに通じるスロウでドゥーミーなインダストリアル・テクノとの接点も感じさせ、2020年代のレフトフィールドなドラムンベースにも繋がる先見性に満ちた仕上がりとなっています。

PUBLIC ENEMY vs さくら (Nu skool 2-step mix)
(2000)

サイケアウツ後期にニュースクール・ブレイクス~2ステップにフォーカスしていた時期に生み出された大名曲。サイケアウツならではのポップな感性と歌謡曲的な楽曲構成がUKサウンドと見事に融合した圧倒的な完成度と独創性を誇る一曲です。日本のポップ・カルチャーとイギリスのアンダーグラウンド・クラブ・ミュージック、さらにアメリカのヒップホップまでも融合させてしまったサイケアウツならではの多層的な音楽世界が展開されています。

RIP

UKジャングルのパイオニアであるRemarcへのオマージュを感じさせるサイケアウツのジャングル・トラックの中でも屈指の激しさを誇る一曲。荒々しくうねるパワフルなリース・ベースと激しく乱舞するアーメン・ブレイクが一体となり、サイケアウツのハードコアな側面が全開になっています。ラガコアとしても捉えられる内容であり、この一曲を聴けばサイケアウツが海外のブレイクコア・アーティストからもリスペクトを集めている理由が分かるはずです。

エレクトリカルNo. 9 (アナハイムMIX)
(1998)

恐れを知らない自由奔放なサンプリングを駆使していた90年代のサイケアウツを象徴する破天荒な名曲。某巨大テーマパークの行進曲から有名クラシック曲までをアーメン・ブレイクの上で大胆に繋ぎ合わせた圧巻の内容となっています。ここまで大胆不敵なサンプリングと変幻自在のアーメン・ブレイクを自在に操れるのはサイケアウツくらいでしょう。