RETURN OF SCORN – ミックハリス&Submerged独占コメント公開! –

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世界中のハードコア・ミュージック愛好家達にとって完全無欠のヒーロー的存在であるMick Harris(ex Napalm Death/Painkiller)による「SCORN」が再始動するとの衝撃的なニュースが飛び込んできました!

2017年にFret名義にて音楽活動を再開させ、ヨーロッパの大型フェスティバルへの出演やテクノ、ベースミュージック、インダストリアル、エクスペリメンタルなど、様々なシーンで熱狂的に支持され、ジャンルや世代を超えて新たなファンを増やした鬼才Mick Harrisが8年の時を経て、SCORNとしての作品をOhm Resistanceからリリースするとの事!

SCORNといえば、90年代には強烈な反骨精神を持ったハードコア・スピリットを元にダブとブレイクビーツにドゥームやインダストリアル、アンビエント、メタルをミックスした非常に重いビートとベースが特徴的なダークでダウナーなスタイルを開拓し、Earacheから数々の名作を発表。SCORNのリミックス集にAutechre、Meat Beat Manifesto、Bill Laswell、Coilが参加したり、90年代後半にはMick HarrisはSurgeonのリミックスを手掛けるなどして、当時からジャンルを超えたボーダレスな活動でメタル系のファンからトリップホップ、インダストリアル、実験音楽のファンも魅了し、圧倒的な存在感を放っていました。2000年以降は更にビートへのアプローチがストイックとなり、独自のハードコアなスタイルを更新し続けながらも、ダブステップを大幅に取り込んだアルバムのリリースなどでダンスミュージック・シーンにおいても人気を拡大させていきました。
Hymen RecordsやCombat Recordings、Ad Noiseamといったエレクトロニカ~IDM~インダストリアル系レーベルからのリリースやDJ 100madoのリミックス提供などで日本での知名度も高く、今も国内には多くのファンが居ます。

Ohm ResistanceとMick Harrisの関係は非常に古く、1999年にリリースされたレーベルの第一弾作『Everything You Do Is Wrong / Page Fault』はレーベルオーナーのSubmergedと、Mick Harrisのドラムンベース・プロジェクト「Quoit」のスプリットから始まり、以降もQuoitの単独レコードやSCORNのアルバムとシングルを発表していました。(詳しくは、Submergedの日本語インタビューにて)



去年にはFretとKamikaze Space ProgrammeのスプリットもOhm Resistanceから発表されていましたが、遂にSCORNとしての作品もOhm Resistanceから春にEP、そして年内にはアルバムもリリース予定らしく、彼等が今一度音楽シーンにメガトン級の衝撃を与えてくれることでしょう!

この衝撃的なSCORN再始動について、なんとMick Harrisご本人とレーベルオーナーであるSubmergedがGHz Blogの為にコメントを送ってくれました!Mick HarrisがSCORNについてコメントをするのは凄まじくレアです!

以下のコメントを見て来るべきSCORNの新作に備えましょう!



ある人々は、この行き詰まった生気のない、いわゆる第二の都市バーミンガムからどうにか逃れることが出来た。

僕は今だにここで立ち往生したまま、それが運命であるかのように、寝ても覚めても終わりのない悪夢のように。唯一の逃げ道は、そこから離れ深呼吸をすることが出来る田舎や川へ昼でも夜でも数時間エスケイプすることだ。

SCORN を復活させようと決めたのは非常にシンプルなこと、つまり僕のフラストレーション、妄想、鬱、不安、そして間違いなく、酷い怒りとこのムカついているという感情をSCORNに向ける必要性があるからだ。僕なりのやり方では、SCORN の音だけがこれらの感情を解放する事が出来る。

SCORNとして常にクリエイトしてきた、スペース、ベース、ダブの練習や全般的な空気が恋しかった。
僕がやっていることは何も特別なことではないが、これは僕の世界であり、僕の遊び場であり、そして更に多くの冒険のある僕の旅である。

スチームローラーが再発火し、まさに今突進しようとしている。

サポートと理解に僕がいつも感謝していることを知る人たちへ。
リスペクト、元気で、良き人間でいるように。

もうすぐ。

MICK MONGOOSE HARRIS 2019年1月21日

Mick Harris の音楽は、僕らのレーベル全体にとって、家庭(の団欒)と基盤を表すもの。SCORN は、電子音楽の分野においての彼の最も重要な活動である。彼がクリエイトしたものを僕らは楽しみにしている。

SCORN の新しい作品は、以前よりも少し速く、ヒップホップのテンポが戻ったと耳にしたが、 彼が好きにやりたいようにやろうが、制限のない、ただ純粋なクリエイションだろう。現在はレーベルがドイツ・ベルリンに移ってエキサイティングな時、僕らはこれから全帝国を再起動させる!

Murder Channel に絶大な感謝を!

Submerged

 


今後もGHz BlogにてSCORN/Ohm Resistanceの特集記事を公開していきます!
Ohm Resistance
https://ohmresistance.bandcamp.com/

翻訳:Megumi