自宅待機でライブハウスやクラブに行けずに悶々とする方々に向けて、今回から自宅でも楽しめて爆上がり出来るライブ音源をご紹介します!
室内でヘドバンするも良し、音にひたるのも良し、作業や仕事のBGMにするのもアリ!来るべき日に向けてまずは自宅でライブを楽しみましょう!
Cardopusher live at ArgeKultur, Salzburg
最近ではアシッド・テクノにEBMをミックスさせたダンストラックでテクノ・シーンで高い評価を受けており、Boysnoize Recordsからアルバムやシングルをリリースしている「Cardopusher」のダブステップ/ブレイクコア期が体感出来る貴重な音源。
前半はレゲエ色のあるテッキーなダブステップやステッパーなブレイクスなどで徐々にテンションを上げていき、中盤からは凄まじい勢いでブレイクコアが叩き込まれ最後まで一気に駆け抜けます。ダンスホール・レゲエを中心にポップスからメタル、さらにPerfume~Capsule~The Mad Capsule Marketsといった日本ネタまでもを痛快に使ったネクストレベルなブレイクコア・スタイルを存分に堪能してください。
Soundmurderer and The Bug – Peel Session BBC, Nov 2003
イギリスの伝説的なラジオDJであるJohn PeelがBBCラジオにて行っていたPeel Sessionで企画されたTodd Osbornのジャングル・プロジェクト「Soundmurderer」とKevin Martinによる「The Bug」のガチンコ対決の模様。
The Bugは歪ませまくったリースベースとビートにノイズをぶつけ合わせたパンキッシュなダンスホール・リディムにRas B、Wayne Lonesome、Warrior QueenがSoundmurdererを挑発しながら荒々しくラガマフィンを乗せたバイブス全開のパフォーマンスをかましており、Soundmurdererはぶっ飛ぶような高速アーメン・ブレイクの乱れ打ちにサウンドクラッシュネタを巧みに使ったラガジャングルで応戦。はたして勝敗の行方は!?
ANSOME // Live @ KONTAKTOR
Perc TraxやSouth London Analogue Materialから殺傷力の強いインダストリアル・テクノをリリースしている「Ansome」のライブパフォーマンスも作品と同等にエネルギッシュで唯一無二です。
2017年にリリースされた『British Steel』やPercとのライブ音源を聴くと解る通り、ノイズやパンク的な要素が非常に色濃く反映されており、インダストリアル・テクノやハード・テクノという枠だけでは収まりきらない重厚なサウンドをこのライブでも披露しています。テクノ系のリスナーだけではなく、ハードコア・テクノ/インダストリアル・ハードコア系からインダストリアル・ミュージック全般がお好きな方も満足させるはずです。
DJ Scotch Egg Boiler Room Berlin Live Set
Kiki Hitomiとのユニット「WaqWaq Kingdom」ではレゲエ/ダブにトライバル・ビーツやサイケデリックでトランシーなサウンドをミックスさせた作品でヨーロッパやアジアでも人気を得ているShigeru IshiharaことDJ Scotch EggのBoiler Roomでのライブ。
ハードコア・テクノ的な要素が強まりながらも昔から変わらずにタイトに決めるライブは圧倒的です。大規模Raveでも小規模なライブハウスでもそこに居る人々を確実にぶち上げる事で有名なDJ Scotch Eggのライブは映像で見ても、そのエネルギーと迫力を感じる事が出来ると思います。
Xanopticon live@sosimple/darkmatter
ブレイクコア・シーンで最もライブパフォーマンスの人気が高いアーティストの一人でもある「Xanopticon」のライブ・アルバム。
Xanopticonのライブでは二つのDAW(時には3 つ)を同時に使って即興で自身の曲を再構築するというリアルタイム性が重視されており、狂気的な楽曲がさらにカオスな事になっています。普段はマスタリング・エンジニアの仕事をしているとだけあって、このライブ音源でも異常に音がクリアで一つ一つの音を聴き逃す事なく浴びる事が出来ます。
Mary Anne Hobbs & Scorn vs King Cannibal clash – Radio 1 – 12.03.2008
ブラストビートの生みの親としてグラインドコア・シーンでは凄まじい人気を誇り、インダストリアル・テクノやイルビエントといったジャンルにも影響を与えたMick Harris(ex Napalm Death)による「Scorn」と、The Prodigyのリミックスも手掛けNinja Tuneからアルバムをリリースしていた「King Cannibal」がMary Anne Hobbsのラジオ番組で披露したクラッシュ。
Scornはダブステップを取り込んだインダストリアルでノイジーなドゥーム・ダブで地底にまで沈められる様な重いビートを叩き込み、King Cannibalはハーフステップとダブステップにドラムンベースやブレイクコアを掛け合わせたダークで攻撃的な楽曲で立ち向かっています。ダークでヘヴィーな音楽が好きな方はマスト!(ライブは56分頃から始まります)
Rotator ‘live’ @ Kamikaze Warfare 2 19.03.2005
ハードコア・パンクやメタル/ミクスチャーにラガを混合させたアナーキズム溢れるブレイクコア・スタイルを貫く大物「Rotator」の15年前のライブ音源。
Peace Offから『Dissident Sound Maniak Part 1.0』をリリースした頃で、まだハードコア化が進む前のストレートなブレイクコアをベースにしていた時期のライブであり、リアルタイムのエディットやミックスで作り出すグルーブも非常にライブ感があります。既存の曲に新たにブレイクを付けたし、ラガやラップをマッシュアップしたりとライブでしか聴けない音源も多数披露しています。Rotatorの本気度合いが音に表れたブレイクコア・ファン必聴の音源です。
Death Grips Ray-Ban x Boiler Room 001 | SXSW Warehouse Broadcast Live Set
最後はアメリカのヒップホップ・バンド「Death Grips」が2011年にBoiler Roomに出演した時のライブを。
『Exmilitary』リリース後、ジャンルを超えて世界中の人々から注目を集めていたDeath Gripsが抜群のタイミングでBoiler Roomに出演し、その凄まじいライブパフォーマンスを世界に向けて発信した瞬間。ライブではZach Hillのドラムが新たなグルーブを足し、MC Rideのラップも音源よりアグレッシブでストレートに言葉を吐き出し、見ている人々の心を乱暴に掴み彼等の破壊的な世界に一気に引きずり込みます。