Ed Solo Disc Review DJ DON(新宿ドゥースラー)

NEWS

今月東京と大阪での来日ツアーを控えているUKのラガ・ジャングル/ドラムンベース・アーティスト「Ed Solo」の来日を記念して東京オリジナル・ジャングリスト「DJ DON」さんによるEd Soloのディスクレビューを公開!年代ごとにEd Soloの名曲がピックアップされていて予習に最適な内容です!
いよいよ来週に迫った待望のEd Solo来日ツアーのウォームアップに是非!

Ed Solo Japan Tour

12/15 – ROCK UP vol.14
@ R-LOUNGE / TOKYO, JAPAN
https://iflyer.tv/ja/event/295662/
12/16 – TRIPPIN FACTORY
@ TRIANGLE / OSAKA, JAPAN
https://iflyer.tv/ja/event/295702/

Ed Solo – The Danger

1996に発売されたEd Soloの処女作。日本人アーティストのDazzle-T & Quickyも収録されているDarkstepの名門Emotif Recordings からのリリース。
レーベルカラーを残しつつも、深めのJump Upな仕上がりで当時は大変お世話になりました。

DJ Brockie & Ed Solo – Represents

1998年作品。盟友DJ Brockieとのレーベル「Undiluted Recordings」の記念すべき1番。
このレーベルのロゴがスピーカーを意識してると推測されるのですが、サウンドシステムを鳴らす目的を感じる一曲。上物はシンプルにうねるベースラインにどハマりします。

Ed Solo ‎– Da Bounce

2000年作品。時系列が前後しますが僕の初Ed Solo作品。
当時情報交換でネット上で掲示板を多用していたのですが、自分の掲示板名にもなった位に当時好きで聴いていました。
Brockieとの共作とは違う、名の通り跳ねる軽めのJump Upですが、バウンス感覚が最高な作品でこれを書いている途中にデータで再度買っちゃいました。

Ed Solo – Dub Runner

2000年作品。Emotif RecordingsのサブレーベルであるDouble Zeroからのリリース。このレーベルの特徴でもある10インチでのカットなので、10インチマニアには堪らない物。
内容はその名の通り裏打ちで駆け抜けるDUB仕様のJump Up。2006年にリリースした私のMIX CD 「BUST IT UP」 にも収録されているのでチェックしてみてください。

Brockie and Ed Solo – Echo Box

2002年作品。「Undiluted Recordings」の二人の作品ですが、こちらは名門「TRUE PLAYAZ」からリリース。
個人的ドリームチームのDJ HYPE,ZINC,PASCAL(GANJA KRU)のレーベルから二人がリリースとあって、名曲中の名曲と言って良いのではないでしょうか。
レーベルの特徴でもある乾いた音色のJump Upに、Brockie and Ed Solo節とも言える低音にECHO聴かせまくりのDUB仕様。言うことなしで2017年の今も現場で鳴ってます。

Cut & Run ‎– Outta Space (Remixes)

2004年作品。Nu Skool Breaksを多く輩出してきた「Cut & Run」からリリース。
Reggaeの名曲Max Romeo – Chase The Devilを大胆にサンプリングし、90年代Raveシーンに一石を投じたThe Prodigy – Out of Spaceを2000年代にビルドアップ。
A面は盟友Deeklineによる(Booty Space Mix)収録、当時流行のNu Skool Breaks
裏面はEd Soloによる(DnB Mix)収録。ED SOLO節とも言える跳ねるリズムのJump Up Drum’n’BassにしっかりRemixされています。
これまた私のMIX CD 「BUST IT UP」 にも収録されております。

Ed Solo – Egyptian Horns

2009年作品。Ed SoloによるDubstepを一曲紹介。
Drum’n’bass,Nu Skool Breaksと作ってきたEd Soloも時代の流れでDub Stepに突入、「Sludge Records 」からリリース。Jungle,Drum’n’bassレーベル「Back 2 Basics」から出た名曲Back 2 Basics (Jason Ball) – Horns For 94でも使われたホーンのサンプル使いで思わずニンマリ。
ブレイク後は強烈なワブルベースでしっかりDub Stepしていて流石の一言。

The Wildlife ‎– Ragga Tip (Walk And Skank)

2010年作品。Ed SoloとDeeklineのジャングルプロジェクト「The Wildlife」名義でのJungle Cakes初期作品。
XL Recordingから1992年リリースの名曲RAVE、SL2 ‎– On A Ragga Tipを2010年仕様にビルドアップ。毎回コールが起こる外したことがない一曲。一家に一枚Ragga Tip

Deekline & Ed Solo* Bad Boys Featuring – Top Cat

2013作品。90年代に大ヒットしたInner Circle – Bad Boysを二人が見事なJump Up Raggaに。そこにトースティングするのはJungle Musicの金字塔Congo Nattyとも親交が深いUK ALLSTARSの一人でもあるTOP CATというJunglistにとってのドリームチーム仕様でバッチリ仕上がっております。

Deekline & Ed Solo – Tempo (Tribute Mix by Tenor Fly)

2014年作品。Jungle CakesのコンピレーションWELCOME TO THE JUNGLE, VOL. 2に収録。King Tubbyが手掛けた大ヒットRiddim。Sleng Teng 、Stalaggと並ぶデジタル・ダンスホールの定番であるTempo RiddimをJungle Cakesが現行Drum’n’Bassに昇華。
Jungleシーンの立役者の一人、Freestylersにも所属しその名を一躍有名にした故人Tonor Flyをフィーチャーし、そこにTenor Saw – Feverのリリックで歌が乗るという贅沢な1曲。
R.I.P Tenor Fly

GHz Junglist interview #1 DJ DON
http://ghz.tokyo/2016/08/16/ghz-junglist-interview1/
http://ghz.tokyo/2016/08/24/ghz_junglist_interview2/