Scorn – Cafe Mor

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今年6月にリリースされたEP『Feather』でも唯一無二の世界観と圧死してしまう様な重低音で多くのリスナーを魅了した鬼才Mick HarrisによるScornのニューアルバムが遂にリリース!

2009年に発表された『Refuse; Start Fires』以来、9年振りとなる待望のフルアルバムであり、Scornの核となる部分が全面に表れた最上級にヘヴィーでシックな楽曲が収録。ドゥーム、ドローン、インダストリアル、ヒップホップを何層にも重ねた重圧なトラックを、ハードコアパンク的な視点からダブワイズさせて生み出した狂気性の強い楽曲は、近年のインダストリアル・テクノやポスト・ブラックメタル、もしくは実験的なトラップのムーブメントともシンクロする部分もあります。
活動休止前に追及していた独自のダブステップ・スタイルが今作ではアップデートされて反映されており、ベースミュージックの視点から見ても優れたアルバムになっています。そして、2000年初頭のハードコアなイルビエントやブロークン・ビートをクリエイトしたいた頃の雰囲気も垣間見え、Scornの集大成とも言える内容です。
The Prodigyのアルバムにもフィーチャーされたイギリスのパンクユニット「Sleaford Mods」のボーカル「Jason Williamson」も参加しており、Scornの世界観に見事にマッチしたコラボレーションを披露しています。

好き嫌いがハッキリと解れる内容でしょうが、一度このサウンドに魅了されれば元に戻るのは不可能な程に中毒性の高い危険なアルバムです。