Gore Tech & EXE Project 

Murder Channel, NEWS

今回は先日GHz BlogにてインタビューをおこなったEXE ProjectとGore Techが今までにリリースしてきた作品をピックアップしてご紹介!
まずは、Gore TechがGHz Blogの為に特別に作ってくれたミックスを是非お聴きください!来年リリース予定のGore Techニューアルバムから「Widow System」と「Pathogen Slumber」の2曲も収録されており、EXEのアーティストによる変名プロジェクトのシークレット・トラックも披露されています!

レーベルの中心メンバーでもあるGore Techは今までに2枚のCDアルバムと数枚のシングル/EPをAd Noiseam、PRSPCT、Peace Off、Murder Channelといったレーベルから発表。Bong-Ra、Enduser、LlamatronとのコラボレーションやDJ Technorch、Bratkilla、Ambassador21のリミックスも制作しており、ブレイクコアやハード・ドラムンベース系リスナーを中心に長年に渡って支持を受けています。

2012年にPeace Offからリリースした「Heretic EP」ではドラムンベースのタフでラウドな要素にブレイクコアのパンキッシュな爆発力を掛け合わせた名曲でシーンに登場し、翌年に日本のMurder Channelから発表した1stアルバム「地球から高層ビル群 – From The Earth To The Skyscrapers」で国内でも評価され、人気実力ともにブレイクコア・シーンにおいて必要不可欠な存在へとなりました。
そして2015年にAd Noiseamからリリースした「Futurphobia」ではインダストリアルとドゥームにドラムンベース/ベースミュージックをミックスした独自のスタイルを確立。大御所デスメタル・バンド「Anaal Nathrakh」のアルバムへのプログラミング参加やインダストリアルドゥーム・アーティスト「Author & Punisher」のリミックス制作でダンスミュージック・シーン以外からも注目を集めました。




Gore Techが発表するミックスシリーズ「Mainframe Warfare」ではブレイクコアやハード・ドラムンベースなどの攻撃的なトラックをエディットした秘蔵のVIPバージョンが多数収録されていて毎回そのクオリティとアイディアに多くのファンが魅了されています。また、ライブにおいてもダブサイレンや手動アーメン・ブレイクを用いたリアルタイム性の強いパフォーマンスで各国のフェスティバルに出演して人気を得ています。



そして、2015年にGore TechとKrafty PKを中心としてレーベル「EXE Project」はスタート。第一弾作品としてGore Techによるサイバーパンクなドラムンベースを収録した「Proximity Shift EP」をリリース。


その後、EXE Projectはミックス/ポッドキャスト・シリーズをスタートさせ、リリース作としてはAaron Spectre(Drumcorps)による狂気的なニューロサウンドが暴れ狂う「Building the Panopticon」、直球ストレートでパワフルなDNBチューンで衝撃的だったKink & Snareの「Mech EP」を発表。JK Flesh、Imaginary Forces、Ghost In The Machineを招いたイベントを開催して様々なジャンルのアーティスト/リスナーを取り込んでいき今ではアンダーグラウンドの電子音楽シーンにおいて重要な役割を果たしているレーベルの一つとなりました。


特にミックス・シリーズにおいては、Hecq、Lucio De Rimanez、Prole Sector(DJ Scud)といったレアなアーティストのミックスからBlockdata、Mathlovsky、Fyerhammer(The Teknoist)、Adrian Stainburnerなどの比較的新しいアーティスト達のフレッシュなミックスでリスナーに常に刺激を与えてくれていて、ドラムンベースやエクスペリメンタル系のリスナー以外にも新しい電子音楽を探している方にとっては非常に貴重な情報源となっているでしょう。



2019年にはGore Techのニューアルバムのリリースも予定されており、EXE Projectの新しいミックスやリリース作にも非常に期待が高まります。今後の彼等の動きからも目が離せません!