GHz的オススメ・エクストリームミュージック

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ライブ音源とDJミックスに続いて、今回は不安やストレスを解消させるハイテンションなエクストリーム・ミュージックをご紹介!
ハードコア・テクノ系が中心となりましたが、ジャンルに問わず音楽でぶち上がりたい方には突き刺さる物があるかと思います。室内で聴いても十分に作用するエクストリームな曲ばかりですので、日々の悶々をこちらで消し飛ばしてみてはいかがでしょうか。

Leathernecks – At War (Remix)

ハードコア・テクノのパイオニアであるMarc AcardipaneとLenny Deeのユニット「Leathernecks」が1994年にリリースした『Test Attack』に収録されていたLow Spirit Recordingsへの強烈なディス・トラック。沸点を超えた彼等の怒りが覚める事なく落とし込まれたハードコア過ぎる1曲。それまで一つの大きな集合体として共に活動していたテクノとハードコア・テクノが別々の道を歩み始めたキッカケともなり、その後のハードコア・シーンにも影響を与えた重要な曲でもあります。

Nasenbluten – Cuntface

先日、発売から25周年目を迎えストリーミングも解禁されたハードコア史に残る超名盤アルバム『100% No Soul Guaranteed』収録の名曲スピードコア・トラック。ここまで怒りに満ち満ちた電子音楽もなかなか無いのではないでしょうか。他にも、「Kill More People」など破壊衝動に火を付ける名曲が『100% No Soul Guaranteed』には収録されているので是非チェックを。

Ec8or – I Don’t Wanna Be A Part Of This

最近はゲームソフトのBGMやサウンドトラックも制作しているPatric Catani(Candie Hank)がGina V. D’Orio(Cobra Killer)と結成していたユニット「Ec8or」が1996年にリリースした『Spex Is A Fat Bitch!』に収録していた超攻撃型ハードコア・トラック。ストレートに怒りを叩きつける無駄の無い構成と痛烈な歌詞は今聴いても武者震いします。

Disciples Of Annihilation – N.Y.C. Speedcore

D.O.A.で知られるアメリカのスピードコア・ユニットが1996年にリリースしたアルバム『Muthafuckin’ New York Hardcore』に収録されているスピードコア・クラシック。暴走気味に暴れ散らかしながらもグルーブをキープさせたダンスミュージックとしてのスピードコア・スタイルを確立した名曲。『Muthafuckin’ New York Hardcore』は各種ストリーミングでもチェック出来るので気になった方は是非!D.O.A.の代表曲がRadiumやFiend, Stinger & Naroticによって新たに生まれ変わったリミックス集『Muthafuckin’ Remixes』も去年リリースされており、こちらもオススメです。

Atari Teenage Riot – “Fuck All!” (LOUD Remasters)

ハードコア・テクノ要素が強まった2ndアルバム『The Future Of War』に収録されたBad Brains「Pay To Cum」をサンプリングしたATRのポップさとアナーキズムさが融合した名曲。覚えやすくシンガロング出来るというATRの魅力が解りやすく出ており、ハードコア・テクノ+ハードコア・パンクの理想的なミックスを披露しています。

Venetian Snares + Speedranch ‎– Meta Abuse

人間の狂気や暴力性といった物を極限まで引き出した危ない名作『Making Orange Things』はスピードコアやブレイクコアをベースにして作られていますが、この世に存在するありとあらゆるエクストリームな音楽のエクストリームな部分だけを抽出して作られた様な正にエクストリームなアルバム。聴き続けるとある種のゾーンに引き込まれそうになります。

Noize Punishment – DK2

ハード・ドラムンベース・シーンで活躍するForbidden Societyのブレイクコア・プロジェクト「Noize Punishment」は、ハードコア・パンクとノイズにブレイクコアやスピードコアを強烈なアティチュードと交えてミックスさせたエクストリームの限界に挑む狂気的な楽曲を多数残しています。極限まで歪みあせたブレイクビーツとハードコア・パンクのサンプルが高速でぶつかり合う楽曲は唯一無二であり、他の誰にも真似できない歪な美しさがあります。

Dev/Null – Bolt Thrower in A Chinese Restaurant

デスメタル・グラインドコア・バンド「Fate Of Icarus」のドラマーとしても活動していたアメリカのブレイクコア・アーティスト「Dev/Null」の1stアルバム『Lazer Thrash』にも収録されていた発狂ブレイクコア・トラック。Dev/Nullのクレイジーなプログラミング技が全面に表れており、耳で追えない程のスピードと量のビートがリスナーを八つ裂きにする危険度満点の1曲。

Current Value – Faith

スカル・ステップの帝王「Current Value」が最も殺気立っていた2000年後半にリリースしたスカル・ステップのクラシック。デスメタルの様にブルータルなバスドラと突き刺す様なスカルスネアが容赦無く叩き込まれ、もはやスカル・ステップ/ドラムンベースという枠には収められない内容。エクストリーム・ミュージックの可能性を広げた名曲であります。

Tripped ft Drokz – Stay Awake

テクノやインダストリアル・ハードコア/UKハードコア、そしてテラーコアまでクリエイトするベルギーの鬼才「Tripped」がテラーコア・シーンのカリスマ・アーティスト「Drokz」をフィーチャーして作り出した名曲。ガバキックとアーメンに限られた音だけで構成されたピュアなテラーコア・トラックにDrokzのボーカルを乗せた問答無用でぶち上がるしかない内容。どういった状況でも無限にやる気が出てきそうです。

N​-​Vitral & Igneon System – Jump the f​@​#* up (Innominate remix)

N​-​Vitral & Igneon Systemによる「Jump the f​@​#* up」をI:GorとIgneon Systemのユニット「Innominate」がさらにメタリックに仕上げたリミックス。原曲の素材を巧みに使いながらもI:Gorのブルータリティが上手く活かされており、ビートの展開も飽きさせない工夫が施され、テンションを保ったまま最後まで一気に楽しめます。

DJIPE & The Purge – Reset

ドラムンベース~ブレイクコアにインダストリアル・ハードコア/UKハードコアをミックスさせたブルータリティのあるハードコア・スタイルで人気を集める「Djipe」がオランダのロウハード・スタイル系アーティスト「The Purge」とのコラボレーションで生み出した衝撃的な音圧を持った新種のハードコア・トラック。爆風でぶっ飛ぶような凄まじい迫力のあるキックで昇天させられます。