20 Years of PRSPCT Japan Tour特集①DJ Hidden

特集記事

オランダのハードコア・ドラムンベース・レーベル「PRSPCT」の活動20周年を記念し、世界中で開催されていたアニバーサリー・ツアーが日本でも開催!PRSPCTを代表するアーティストである「DJ Hidden」と「Sinister Souls」が来日し、9月16日大阪/17日東京でイベントが開催されます!

そして!PRSPCTのアニバーサリー・ツアーを盛り上げるべく、GHz Blogにて特集記事を公開!大阪と東京に出演される出演者の皆様にご協力して頂き、DJ HiddenとSinister Soulsのコアな魅力をお伝えします!

第一回目はThe Outside Agencyとしても精力的に活動中であるDJ Hiddenを特集!オランダのドラムンベース・シーンを代表する存在であり、クロスブリードというスタイルを発明した超人アーティストであるDJ Hiddenの名曲をDJ YEWさん、Miyuki Omuraさん、Quarkさん、Revengeさんに解説付きでご紹介して頂きました!

DJ Hiddenのファンは勿論、ハードコア・ドラムンベース/クロスブリード好き必読な内容となっており、来日公演の予習に最適!興味を持たれた方は是非ともイベントに遊びに行ってみてください!


Face Smash!! vol.10
2023/Sep/16(SAT)
15:00 – 21:00
At G.R Cafe Terrace
■Entrance Fee: ¥4,500

■SP Guests from NL
DJ Hidden
Sinister Souls

■Acts
Savage States
Ko-Shan
B45H
Revenge
w
merupo

20 Years of PRSPCT Japan Tour Tokyo
Supported by MANTLE & Aggression Audio
2023/Sep/17(SUN)
23:00 – 5:00
At Nakano heavysick ZERO

■Entrance Fee
DOOR: ¥4,000+1D
DISCOUNT: ¥3,000+1D *遠方割

■SP Guests from NL
DJ Hidden
Sinister Souls

■B1F Floor
Bishamon
Crossbreed 4 Headz
MIDI War B2B Coretex
Miyuki Omura
100mado

■B2F Floor
Amaretto
Holly
Kanon
pencil
Twisted Soul 9999
uniyama
DJ YEW B2B TAK666

*遠方割条件
(1) 東京・神奈川・千葉・埼玉以外の遠方からお越しの方。
(2) エントランスにて来場までの道程がわかる交通証明のご提示をお願いします。
(切符の領収書、バスや飛行機の予約票、高速道路の利用明細等)

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DJ Hidden
http://www.djhidden.com/
インダストリアル・ハードコア・シーンの最重要ユニットThe Outside AgencyのメンバーであるNoël Wesselsによるドラムンベース・プロジェクト。天才的な技術力と高い作曲能力を持ち、アンビエント~エレクトロニカ~クラシックの要素を組み合わせたメロディアスでストーリー性のあるドラムンベース・スタイルで高い評価を受けている。

アメリカのレーベルKultboxから1998年にリリースされたコンピレーション・レコード『The Beats Op Je Fiets Crew: We Eat Tulips for Breakfast』でDJ Hidden名義の初となるトラックを提供。その後、Abstrakt RecordingsやRuff-Teck、Fear Recordsから立て続けに12″レコードをリリース。この頃から、ヘヴィーでダークなアーメン・ドラムンベースやテックステップを制作しており、今に通じるHidden の作風が形作られていく。

2004年から2005年に掛けて、アンダーグラウンドのドラムンベース・シーンで当時人気の高かったEvol IntentやOutbreak Records、そしてPRSPCTの第一弾リリースに参加。いち早くドラムンベースとハードコア・テクノの混合スタイルを試みており、Killing Sheep RecordsやSustained Recordsからリリースされたシングルなどで、後のクロスブリードとなるスタイルを作り上げている。

2007年に1stアルバム『The Later After』をAd Noiseamから発表。その後も同レーベルからアルバム『The Words Below』『Enclosed』を発表し、それらのアルバムはドラムンベース・ファン以外からも支持され、DJ Hiddenの存在を広く知らしめた。2019年にPRSPCTから発表したアルバム『The Nightmare Connector』で自身のハード・ドラムンベース・スタイルをアップデートさせ、その止まらぬ進化と果てない独創性に絶賛が送られた。

別名義での作品も多く発表しており、ネオクラシカル・プロジェクトのSemiomime、インダストリアル・テクノにフォーカスしたMy_Initials、エレクトロ・ハウス・プロジェクトTRILT、ハードコア・テクノのFalse Idolなどがある。

DJ YEW

DJ Hidden – You’re Not Real2011年リリース、Hidden Tracks第一弾皿はぬるっとしたグリーンのクリアヴァイナルに妖しげな植物モチーフのアートワークが施された異様なオーラを纏った一枚。
フロアを浄化する神聖な雰囲気が漂うイントロから一転、コンクリートと地層を掘削する破壊装置と化したドラムパターンが現れ、惑星の中心核に向けて潜るように激しく熱量を増しながら展開していき、後半では更に激しい高密度の音塊が重力を振り切る勢いで全身を押し上げてくる。究極生物のように宇宙空間に放り出された我々は、放心状態でタイトルの真意を悟るワケです。

Miyuki Omura

DJ Hidden – The Resonaters
実は、2014年に行われたDJ Hiddenの初来日公演をSprout x IOMANTEとしてお手伝いしました。当時はCDJ3台を使い、スキルフルなDJプレイを魅せてくれました。Hardな音にも関わらずクリアな出音でミックスも素晴らしかったです。今回、9年振りにまた彼を呼ぶことが実現し非常に感慨深いです。
皆様に是非聴いていただきたいトラックは、DJ Hiddenのクラシックである記念すべきPRSPCT 001番の「The Resonaters」です。前半は煙たくDarkなHard Drum&Bassで、後半になると4×4 Gabber KickとAmen Breakを駆使したチャレンジングで暴力性が増した展開になります。PRSPCTのBandcampでFree DLできますので、未チェックの方はゲットしましょう!

Quark

DJ Hidden – The Angle

Kosen Productionから2017年9月にリリースされたThe Place That Did Not Exist [KOSEN 30] に収録されている2曲目の楽曲です。

私はHardcoreからCrossbreedを知ったので、Drum’n’Bass寄りの楽曲はそこまで掘っていませんでした。The Outside Agencyは好きですが、DJ Hiddenは当時積極的には聴いてなかったです。Bandcampで曲を探していく過程で徐々にDrum’n’Bassも聴くようになって、この曲のスネアの前に出ている感じがイイなと思うようになり、リピートして聴きこんでいってグルーブも好きになった1曲です。

キックもスネアも「パチッ」というハイの成分があるとアタック感が出ますよね。普段のルーチンで何となく聴いていた楽曲群で、この曲は他よりスネアのアタック感が目立っていたので、記憶に残っている曲です。私が作曲時にそこら辺を意識するようになったキッカケの曲かなと思います。

Revenge

DJ Hidden – Scintillate

2011年にSustained Recordsから10inchでリリースされたこの盤をその年に手にした時、例えるなら2001年宇宙の旅にでてきたモノリスに触れて進化したかのような衝撃と新たな概念の覚醒を感じたのを今でも覚えてる。
この「Scintillate」はハードコア・ドラムンベースと一言でカテゴライズするには容易ではない、故にこれに触れる者たちを、聴いた事のない、体験したことのない未知の領域へと必ずやいざなってくれるだろう。

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第二弾はSinister Soulsの名曲をピックアップ!近日中に公開しますので引き続きチェックを!