DJ C – Do Radly

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2000年代のラガジャングル・リバイバルとポスト・ラガムーブメント期に重要な作品を残し、ブレイクコアやグライムといったジャンルともシンクロしたオルタナティブな作風で人気を得ていたアメリカのDJ Cが10年振りとなるフルアルバムを発表!

新たな感覚を持ったジャングルやブレイクビーツをプッシュしていたレーベル「Mashit」を拠点に、ダブとヒップホップのエッセンスをジャングルと掛けわせた爽快なジャングル・トラックを量産し、2004年にリリースしたマイケル・ジャクソンの「Billie Jean」をマッシュアップした『Billy Jungle』が日本でもヒット。(MashitのカタログはBandcampで購入可能になったので気になった方は是非チェックを!)

M.I.A.やWarrior Queen & The HeatwaveのリミックスやDeath$ucker Records、 Shockout、 Community Libraryからのレコードでジャングル~グライム~ダブステップ~ブレイクコアをミックスした独自のダンスホール・スタイルを開拓していき、アルバム『Sonic Weapons』は日本盤CDも制作されました。その後もMC Zuluとのコンビネーションでポスト・ダンスホールの傑作を生み出し、DJ Cは2000年代のUSジャングルと初期USグライム/ベースミュージック・シーンに貢献。彼が残した作品は現代にも響く物ばかりであり、今も昔もオルタナティブでありカッティングエッジなアーティストであります。

そんなDJ Cが前作『Umami』から10年の時を得てニューアルバム『Do Radly』を発表!
ひんやりとした心地よいダビーな音色と思わず頭を振ってしまう黄金のブレイクを使ったブーンバップ・ビートを駆使した極上の楽曲が収録。往年のDJ C印のジャングル・スタイルも良い味付けをしており、モダン・ジャングル的といえるサウンドを展開しています。
ジャズやファンクも制作していたDJ Cだけあって弦楽器の音色の使い方や音の鳴りが他のダンスミュージックとは違った独特な雰囲気があり、ドープでありながらもドープ過ぎず絶妙なラインを行き来しており、バンドミュージック的な広がりとグルーブもあります。

Coco BryceやDead Man’s Chestなどのモダン・ジャングルからWagon ChristやRas Gといったビートメイカーのファンであれば確実にマストなアルバム。2021年最注目の作品です!