名作カバー楽曲特集!

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当BLOGでは音楽を中心にSF映画、ホラー作品、3D作品、漫画といった様々な内容のチャート企画を公開してきましたが、今回はカバー楽曲のチャートを公開致します!

バンドによるバンドのカバーが主流だと思うのですが、このチャートでは「バンドの音源をダンスミュージックとしてカバーした物」と、その逆の「ダンスミュージックをバンドでカバーした物」を選びました。打ち込みで作られた楽曲をバンドで演奏した場合と、演奏された物を打ち込みで表現した場合とを聴き比べてお楽しみ下さい!

DTMやバンドをされている方にはアレンジの参考になる部分もあるかと思いますので是非注目してみてください!


 

The Bug ft The Spaceape – Guns of Brixton

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The Clash – Guns of Brixton

圧倒的な音圧と作風で世界中のコア層から支持を受けている「The Bug」とシンガー/詩人の「The Spaceape」によるThe Clashのカバー。名盤「london calling」に収録されているポール・シムノン作曲による「Guns of Brixton」はレゲエやダブ色を強めた時期のThe Clashの隠れた名曲。The Bugのヘヴィーなベースとノイズ、The Spaceapeの独特のトーンと世界観が抜群にハマった音圧殺傷能力が半端ないカバーになっています。The SpaceapeはKode9とのコラボレーションでThe SpecialsのGhost Townのカバーも披露しているのですがソチラも最高にヤバイです。
2014年に残念ながらThe Spaceapeは癌で亡くなってしまいましたが、彼が残した作品はどれも素晴らしいので是非聴いてみてください。

The Casimir Liberski Trio – A Journey To Reedham

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Squarepusher – A Journey to Reedham (7AM Mix)

ベルギー出身の若手ピアニスト「Casimir Liberski」のトリオによるSquarepusherの超名曲「A Journey to Reedham」のカバー。エモーショナルでスピード感のある原曲を忠実に人力で演奏した素晴らしいライブテイク。この他にも彼等はAphex TwinのFLIMもジャズアレンジしてカバーされているのですが面白い内容になっています。
Squarepusherが最近始めたバンド「Shobaleader One」でもA Journey to Reedhamをライブで演奏されているみたいですが、本家によるバンドアレンジも是非聴いてみたいですね。

BADBADNOTGOOD – CMYK
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James Blake – CMYK

BADBADNOTGOOD – Camel
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Flying Lotus – Camel

Ghostface Killahとのコラボレーション・アルバムやTyler, The Creatorとの競演でも話題となったカナダの新世代ジャズバンド。彼等が過去に発表した2枚の自主制作アルバムではSlum Village、Gang Starr、Nas、Kanye Westといったヒップホップ・アーティストからMy Bloody Valentine、ゼルダの伝説、Joy Divisionのカバーまで披露されていましたが、上記のJames BlakeとFlying Lotusのカバーの完成度は特に素晴らしいです。Flying LotusとSlum Village(J Dilla)のカバーではあの独特のビートのよれ具合をバンドで再現しているのが凄いですね。

Venetian Snares – She
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The Misfits – She

ブレイクコア界の帝王「Venetian Snares」がホラーパンク・バンド「Misfits」を自身のボーカルでカバーしたクラシカルな1曲。VSの歌声ってなんか独特の不気味さを持っていて彼のボーカル曲は個人的には好きです。

Melt Banana – Showroom Dummies

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Kraftwerk – Showroom Dummies

大御所テクノバンド「Kraftwerk」の代表曲の一つ「Showroom Dummies」を世界でも人気の高い日本のノイズロック・バンド「MELT-BANANA」がカバー。MELT-BANANAの魅力であるファニーでポップな感じがダイレクトに現れています。この他にもThe Damned/Love Song、The Specials/Monkey Manのカバーも素晴らしい仕上がりでした。

OZIGIRI – Scoop (Nasum Cover)
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Nasum – Scoop

GHzからもライブアルバムをリリースしている我らがデジタル・グラインダー「OZIGIRI」がスウェーデンのグラインドコアバンド「Nasum」を打ち込みでカバー。OZIGIRI氏が作るギターサウンドはめちゃくちゃリアルでもはや本物と比べても解らない位のクオリティーになっています。OZGIRI氏によるNapalm Death、Pig Destroyer、Carcassのカバーも必聴です!

Pink Freud – Cichli

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Autechre – Cichli

ポーランドのプログレッシブ・ジャズバンド「Pink Freud」が電子音楽シーンの異端ユニット「Autechre」の楽曲をカバーしたアルバム「Plays Autechre」からの1曲。元々アグレッシブで異端な楽曲を発表していたPink FreudがAutechreをカバーするというのは非常に納得のいく話です。収録されている曲がどれも面白い内容になっているのでAutechreファンは勿論、エレクトロニカやIDMのファンも好きになれる作品になっているのでオススメです。

Brujeria – Marijuana

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Los del Rio – Macarena

今年16年振りとなる新作アルバムをリリースした覆面ブルータルバンド「Brujeria」が97年にリリースしたEPに収録したLos del Rioのヒット曲「Macarena」のカバー、というかなんというか。原曲のメロディをそのままに歌詞を草ネタに変えた笑撃作。

Zardonic – Brujerizmo (Brujeria Cover)
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Brujeria – Brujerizmo

そして、こちらはハード・ドラムンベースDJ/プロデューサー「Zardonic」によるBurjeriaのカバー。原曲を忠実に再現しつつもハード・ドラムンベースのフォーマットに落とし込んだ良質なヘッドバンギングチューン。

DEVILMAN – Nirvana Dub

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Nirvana – Scentless Apprentice

DJ SCOTCH EGGとGorgonn(DOKKEBI Q)によるディストーション・ダブユニットにBO NINGENのTaigen Kawabe氏が参加したNirvanaのカバー。これもカバーというよりかは引用の要素が強いですね。インダストリアルなビートとダブワイズを駆使したブルータルな内容になっています

The Soft Pink Truth – Do They Owe Us A Linving

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Crass – Do They Owe us a Living

Björkのアルバムへの参加やライブサポートでもお馴染みの「Matmos」のメンバーによる「The Soft Pink Truth」によるパンクバンド「Crass」のカバー。The Soft Pink Truthは今までにブラックメタルのカバーアルバムとパンク/ハードコアのカバーアルバムを発表しており、2枚共にマニアックな選曲で通を唸らせています。

Ultraviolence – Paranoid

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Black Sabbath – Paranoid

グラインドコア/デスメタルの名門レーベル「Earache」に所属していたハードコア・テクノユニット「Ultraviolence」がEaracheの企画したBlack SabbathのトリュビュートCDに提供していたRave色満開のハイスピードなParanoisのカバー。

Massive Attack – Light My Fire

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The Doors – Light My Fire

Massive Attackの2ndアルバムにして世界的名盤「Protection」の最後に収録されていた「The Doors」の代表曲のカバー。Massive Attackがサウンドシステムやレゲエのカルチャーから受けている影響の大きさが解る内容であり、SOUL/R&BシンガーのJackie Wilsonがカバーしたバージョンをサンプリングしているのも重要なポイントだと思います。