早いもので2015年も残り僅か!ということで今回のチャート企画は年末特別スペシャル!
GHzに縁のある各シーンのトップアーティストの方々に今年最もよく聴かれた作品をチャート形式にてご紹介していただきました!
今年リリースされた物だけではなく、新旧織り交ぜられた内容になっており、時代を超えた名盤に出会うキッカケになるかも!
この機会に是非色々な作品に触れてみてください!
林田球
http://q-hayashida.com/blog/
http://qby9.com/
Grails – DOOMSDAYER’S HOLIDAY
ジャケ買いしてから数年、けっこう何枚も買ってるGrails。よく聴いています。
ISIS – Temporal
こちらもたくさん買ってるISIS。ここんとこはこのアルバムをよく聴いています。
これを聞きながら運動もできる。
ONEIDA – RATED0
どういう経緯で買ったのか忘れてしまったけど、とにかく好き。
Tonbruket – Dig it to the end
仕事中よく聴いてます。
ZU – CARBONIFEROUS
ZUはここ数年聴きっぱなしです。
SUNBOMB – [:forverts:]
10年前くらい前、ラウドとかミクスチャーをよく聴いていた頃から好きです。
今でもよく聴いています。
KID ROCK – Devil without a cause
こちらもかなーり前にCDで買いました。それこそ20年前くらい?
最近全曲シャッフルで久々流れてきてまた聴いています。楽しいアルバム。
THIS HEAT – DECEIT
数年前ホラーっぽい音を探してばかりいた時にiTunes Storeで見つけました。
今年よく聴いてました。
CUT HANDS – Afro Noise 1
このアルバムだけでなくCUT HANDSはどれも大好き。このアルバムは他より
少し怖い音が多いです。
Bong Ra & Deformer Present VOODOOM
文句無しに大好きです。今年の後半はこればっかり聴いてました。
Tipsy – Trip Tease/The Seductive Sounds of Trip
このCDは…いつ買ったのかは憶えていません。数年前、持っていたCDの多くをPCに移しました。
そしてこれまた全曲シャッフルで再発見。CD時代はほとんど聴かなかったのに…なんか得した気がしますね。
PENGUINS OF MADAGASCAR – MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
春に飛行機の中で映画を見て気に入って購入。クリスマスアルバムのほうもよく聴いています。
PIT BULLも好きなので主題歌も気に入っています。
Taigen Kawabe(Bo Ningen)
https://soundcloud.com/taigenkawabe
https://twitter.com/TaigenKawabe
OMSB / THINK GOOD(2015)
https://soundcloud.com/summit2011/think-good-prod-by-omsb-scratch-by-dj-yazi
敢えて2015年の一枚を選ばなくてはいけないとすれば、迷わずこの一枚を選ぶでしょう。タイトル曲「THINK GOOD」の、自分自身とセメントで戦っていくリリックはとてもシンパシーを感じるし、なによりも日本語が頭に直接頭に入って来る。トラックも黒くぶっとく巻きながらも、既存のHiphopとは 一線を画す 刺激的なトラックだらけ。間違いなく日本が誇る才能である。
[Maison book girl/bath room](2015)
https://www.youtube.com/watch?v=0lNFzrkp1ME
彼女達については、推薦コメントに全ての愛を詰め込んだのでそちらをコピペさせて頂きます。このアルバムのイントロの変手拍子って tortoiseへのオマージュなのかしら?(以下筆者のアルバム推薦文より)
“Maison book girl”は王道アイドルでもなければ邪道でも飛び道具でもない、アイドル音楽の新しい可能性である。一般的なアイドルソングが、失った自分の青春を回収するタイムマシーンのような存在だとすれば”bath room”は、頭の中の箱庭の存在に気付かせてくれる秘密道具のようなアルバム。
そこには一方的な共感や価値観の押しつけは一切ない。今まで知らなかった新しい世界に足を踏み入れた瞬間に伴う、背徳感を伴った高揚感のように
あなたの中の懐かしくも未踏な領域に入り込み、ただひたすらに透き通った景色を見せてくれることでしょう。
[虹のコンキスタドール/やるっきゃない!2015(2015)]
https://www.youtube.com/watch?v=TNPeeZb-k24
「初期エビ中のような、奇跡的な現場の多幸感がある」とTwitterでオススメされた 虹のコンキスタドール。彼女達の楽曲、PVから感じるのはまさしく爆発寸前の青春パワーである。楽曲の仕掛け、女の子達のフレッシュ加減、分かりやすいメンバーの個性など、個人的に売れる予感しかしない。
食品まつり/Couldwork(2015)
https://soundcloud.com/pdis_inpartmaint/shokuhin-maturi-a-k-a-foodman-kougeki-robo
今年の一枚はOMSBのTHINK GOODと書いたが、今年の一曲と言われたらこのアルバムに収録されている「KOUGEKI ROBO」である。
なんともミュータントでキャッチーなダンスミュージックを作り続ける、大好きな 食品まつりさんであるが、この曲でジャンルに捕われないダンスミュージックの可能性を120%みせつけてくれた。音楽を聴いてここまで大爆笑したのは久しぶり。(もちろん100%良い意味で)。ジャンルと国を超える音楽とは、こうあるべきである。
[戦極MC BATTLE 第11章(2015.2 .21) KOPERUvsふぁんく]
https://www.youtube.com/watch?v=JyqMmiaurfA&list=PLpvJMOMw4eEzOcX1uPevN1h7wqlpJdTQ1&index=6
明らかにぶっ込んで来たビート、そしてそれに答えてヤバい化学反応を起こした二人に乾杯。現場で観たかった。
MSC – 天地無用[100mado Dubstep Refix](2015)
http://100mado.info/post/108955706744/msc-%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E7%84%A1%E7%94%A8100mado-dubstep-refix-free-tune
原曲も大好きだけど、このRemixも文句なし。4つ打ちの可能性を感じる。
[Fat White Family – Whitest Boy On The Beach(2015)]
https://www.youtube.com/watch?v=YKNt_qq6N7o
UK在住といいつつ、イギリスのバンドをあげていなかったので、パリのテロの日も一緒にライブをしていた彼らの新曲を。ファッションパンクや惰性的インディーが蔓延るロンドンで、唯一と言ってよいほど生き様と音楽が直結しているバンド。
[大日本プロレス/岡林裕二 対 神谷ヒデヨシ(2015. 12・20横浜文化体育館大会)]
今回の日本ツアー滞在中に唯一生で観戦に行けたプロレス興行のメインイベント。デビュー数年の神谷のチャレンジマッチ、さらには団体の20周年記念大会とのことで非常にプレッシャーがかかった中での試合だったとは思うが、見事に王者に食らいつき 26分25秒の好勝負を見せてくれた神谷。試合後、疲労困憊の中悔しそうな表情を隠せず、出口でお客さんを一人一人見送る彼を筆者はこれからも応援し続けていきたい。全て技を受けた上で、最後の爆発力で懐の深さを見せた王者、岡林も素晴らしかった。
Bo Ningen Japan Tour 2016
1月5日(火) 大阪 梅田Shangri-La
1月6日(水) 名古屋 池下CLUB UPSET
1月13日(水) 東京 渋谷WWW
http://www.magniph.com/?p=3186
Taigen Kawabe Solo Live
1/7 名古屋@alphaville(Taigen Solo)
1/8 東京@月見ル君想フ(Taigen Solo)
1/15 東京@Ruby Room(Taigen Solo)
1/22 東京@渋谷www(KISEKI<Taigen Kawabe x食品まつり)>
メチクロ [SF inc. / founder / CEO]
https://twitter.com/maticlog
http://qby9.com/
仕事場・自宅共に、娯楽を排除した空間で24時間過ごしているので、音楽だけは以前にも増して聴いています。
サウンドシステムを強化してから日々の音楽体験に勝るハコが見つからなくて、フロアに顔を出す機会がめっきり減ってしまいましたが、ドリンクとフードと音がハイエンドな空間に出会えたら通いたい昨今。そんな2015年に御世話になった10曲です。
Submerse / Bokeh
https://www.youtube.com/watch?v=dj0Cd3F0d7k
今年は何度もこのアルバムに助けられた。都市生活者が『孤独』を取り戻すためのアンセム。
NΣΣT / Yakusoku
https://vimeo.com/51127675
何年聴き続けているのでしょう。作業用プレイリストを更新する度に必ず入れてしまう名曲。
Laurel Halo / Situation
https://www.youtube.com/watch?v=o1jJ9oMLzdw
Hyperdubのイメージが強い彼女の新譜はなんと『Honest Jon’s』から。なんともスキが無さ過ぎて好感しかない。
Telefon Tel Aviv / Sound in a Dark Room
https://www.youtube.com/watch?v=vYnmP8HOZ00
TOON workshopのヘッドフォンTHP-01を開発する際、個人的にリファレンスにしていた名曲。音像だけで何度でも果てることができる。
Special Request / Alone
https://www.youtube.com/watch?v=bpm_shjf2jU
ビートが脱臼し続けて、延々と完成しないメガストラクチュアのような素敵SFトラック。Tessela等と組み合わせたプレイリストを持参してジムでワークアウトしてたらヒザを壊しちゃった2015年。
Fumitake Tamura [BUN] / 3 seconds
http://blacksmoker.cart.fc2.com/ca370/318/
今現在。極自然にこのようなビートが産まれてくる背景には、しっくりきすぎるのだけど、
探しても探しても同様の作品が見つからない現実が立ちはだかるので、延々このMIX ALBUMをリピートする始末。
マチエールの記憶しか残さない完璧な時間芸術。
Robert Glasper Trio / Double Black
https://www.youtube.com/watch?v=kScYtiy4PEs
Chris Daveのプレイを堪能するために何度も再生したライブ映像。
J Dilla以降のHIP HOPの旨味を人力で再現してしまう人外な才能は、D’angeloを始めとするBig nameに引っ張りダコですが、Robert Glasper初期Trio編成でのプレイは完全にビートの向こう側に行ってしまっていてR指定。
Mehliana [Brad Mehldau & Mark Guiliana] / Centinela
https://www.youtube.com/watch?v=Zi0rN7Iipuk
イスラエルJazzにハマってた頃、Avishai Cohen TrioでプレイするMark Guilianaもそれなりに印象的だったけど、
Brad Mehldauと組んだこのアルバムを聴いて強烈に好きになった。Chris Dave然り、ネクストレべルのDrummer豊作期。
Kendrick Lamar / A.D.H.D
https://www.youtube.com/watch?v=QjlFqgRbICY
なぜか新譜ではなくて『Section.80』をヘヴィロテした2015年。やっぱ良いよなー。お洒落。
Apparat / Candil De La Calle
https://www.youtube.com/watch?v=oIHdnkZ2c9w
Vertigo全盛期のMarcus keefのジャケットを彷彿とさせるDJ KOZEのアルバムを筆頭に、PAMPA recordsのリリースがどれもこれも良かったので1曲選ぼうと思ったのだが、なんだかんだ一番聴いたのがApparatということでレーベル違いますがこの曲をチョイス。
Scuba / Choke
https://pro.beatport.com/track/choke-original-mix/5509458
おかわりで1曲。Scubaの楽曲はどれもこれも素晴らしいのですが、この曲は展開がスゴすぎる。ググググっと感情が抑制されたままブチ上がる。
3×6
https://soundcloud.com/kozi3x6
https://twitter.com/kozi3x6
1.Switch Technique – Scars
Venetian SnaresのDoll Doll DollとかConvergeのJane Doeとかの名だたる名作と同格といってもいいのではないでしょうか?
ドラムンベースとかハードコアテクノの垣根を越えてダークでイカレた音楽を愛する人に聞いて欲しい一枚。
2.蟲師 オリジナルサウンドトラック 蟲音 全
廃盤になっていた過去2作のアニメ蟲師のサントラがセットになって復活!
ノンビートの音楽をじんわり聞きたい時に最適。もともと音楽の評価が高い作品なので観て無くても楽しめます。(観たほうがいい。)
3.DJ Hidden – Directive
なんと、来日ツアーを催したよしみで本人がサイン入りのCDをわざわざオランダから送ってくれました!
ダークステップでサウンドトラックを作るかのような毎回コンセプチュアルなアルバムを出すHiddenですが、今作は全体的にエモい曲が多かった。
4.Musashinoclan – 春盤
HipHopはもっとアンテナ貼っていろいろ開拓していきたいなあと思いつつも去年からずっと聴いてたのはコレ。
ドープなビーツとアニメLOVEなラップ、そして激へヴィなサブベースはMusashinoclanならではなのです。
Go-qualia _melancholia-Mixも最高に最高。
5.June Miller – Robot & Romans
今年もニューロファンクは大豊作だったのですがこれが2015年のマイベストアルバム。
全編マッシブベースモリモリなMefjusやPhaceのアルバムも最高でしたが、今作はアルバム構成に静と動があり、起承転結のあるアルバム世界観に惚れました。
6.Cohol – 裏現
日本のブラックメタルバンドCoholの2nd。ブラックメタルはポストブラックとかアンビエントブラックみたいな
へヴィメタルの域を超えてるスタイルが好みなのですがこう日本語詞でストレートに暗黒でブルータルに攻められるとまた格別にかっこいい。
7.Endon – Bodies CD
アルバムMAMAも激ヤバだったのですがリミックス盤も豪華でどえらい内容。
とりあえず Just Like Everybody (Goth-Trad Remix)が凶悪過ぎて最高でした。
8.Rise Of The Northstar – Welcame
日本の大和魂を持つフランスのニュースクールハードコアバンド。どんなバンドかはまずPVを観てみましょう。
絶対日本でもっとポピュラーな人気が出ると思うのですが、大きな国内のメタルフェスとかにも出て認知度を上げて欲しいですね。
9.V.A. – Yabaikore!
話題の国産ブレイクコア特大コンピYabaikore!
ブルータルな曲からエモいのまで、激烈なアーメンブレイクからちょっとスローなビーツまでと、とても多彩で自分のブレイクコア観がちょっと
改めさせられた一枚!
10.Downfall Of Gaia – Aeon Unveils The Thrones Of Decay
2015年来日を果たしたダークネオクラストコアバンドの3rd。
ブラッケンドとも称されるだけあってブラックメタルのような暗黒さと邪悪さ。ポストロック的なディープさもあります。
10.Billain – Colonize EP
同着10位(絞りきれなかった) は変態ニューロファンクのBillain。
IDMのようなグリッチサウンド+ハードドラムンベースってかんじの斬新なサウンドでまだ知らない奴は、今後
絶対クるから絶対聴いとけ!ってかんじで紹介したかった1枚。
OZIGIRI
https://soundcloud.com/ozigiri
https://twitter.com/ZUHO
SQUAREPUSHER「Damogen Furies」
来日記念に。音質を今風に寄せてきた感。曲も元気があって良いですね。
The Haunted「Exit Wounds」
ストレートにカッコいいです。1曲目のイントロトラックから2曲目になだれ込む所でご飯何杯でも食えます。
casey & Spore Spawn 「Split」
ブレイクコア&ノイズといった素敵な組み合わせ。けーしー君の2015年快進撃は熱かった。
COHOL「裏現」
国産エモーショナルブラックメタルの新作。内容は勿論、ジャンルの垣根を越えたライブ活動など何かとハイブリッド。
きゃりーぱみゅぱみゅ「もんだいガール」
もんだいガールのイントロがマジでFF。
Meshuggah「Obzen」
通勤やスポーツジムのお供に、音作りで困った時にと色んな場面で役に立つ1枚。リリースから何年も経ってるけどいまだにちょこちょこ聴いてしまう。
Knife Party「Rage Valley – EP」のBonfire
これはもう個人的に聴いてたというよりはあらゆる場面で聴く機会が多かった。
箱でだったり海外ドラマで使われていたりだとか。これも何年も経ってるけどいまだに根強い1曲だなと。
Ramin Djawadi「パシフィック・リム オリジナル・サウンドトラック」
聴いてるだけで強くなった気がする1枚。この映画ホント最高だよな!エルボーロケット!
Eduard Artemiev「Andrey Tarkovsky’s ‘Solaris’」
惑星ソラリスのサントラです。今年はタルコフスキーにハマった1年でした。
上坂すみれ「革命的ブロードウェイ主義者同盟」
今年聴いた中では1番ヤられたかもしれない。戸川純ちゃんの「玉姫様」を初めて聴いた時のような衝撃があった。
声優・上坂すみれの世界観をテーマに大人たちが各々の音で暴走した結果、とんでもないカオティック&ポップなアルバムに仕上がってしまった。