ハードテック~UKハードコア~ジャングル~Tekno~トランスを掛け合わせた快楽性の強いトラックに様々な表情をみせるメロディが合わさった独自のハードコア・スタイルを提示し、Night On Earth Records、TREKKIE TRAX、Off Me Nutといったレーベルからシングル/EPをリリースしている「Savage States」の背景に迫るチャート記事を公開!
視覚的でアトラクション感のある音の表現、トランスの概念を拡大させて新種のハードコア・サウンドをクリエイトしているSavage Statesが影響を受けた作品をご本人が解説してくださりました。Savage Statesの音源と合わせてチャートで紹介されている作品も是非チェックしてみてください!
Savage States(Night On Earth Records)
https://twitter.com/t4tsuya_jp
https://www.instagram.com/t4tsuya.savagestates/
Drum’n’bassサウンド、Psychedelicサウンドを組み込んだ独自のスタイルのHardtekを作り出す。
イギリスで開催されたBoomtown Fair 2019、Balter Festival 2018、2019、2022、24に出演し、オランダ、フィンランドなどワールドワイドに活動中。
The Matrixシリーズ
こればっかりははずせません。映画3部作とアニマトリックス。(最近新作やってましたがここにはまだ含めません)幼稚園の頃から今に至るまで見続けてるんで僕はほぼマトリックスで構成されてると言っても過言ではありません。多分50周以上はしてます。
今でこそわかりやすいテーマの「人類 vs AI」の戦争映画ですが、仮想空間と現実世界の2面で行われていきます。ただ、ほんまに回りくどい言い方ばっかりするんで分かりにくいです笑。自分の楽曲にはこういう回りくどい部分が非常に含まれております。
そして、BGMがとてつもなく素晴らしいです。1作目はブレイクビーツ、2作目以降はバキバキにトランスを聴かせてくれるので、僕がクラブミュージックにハマる基盤を知らず知らずのうちに作ってくれてました。
1999年公開なんですが当時映像革命と言われただけあって今見ても古さを感じません。
アナイアレイション
設定、映像、音めちゃくちゃにツボでこの世界観をずっと追い求めてます。身近な物をちょっとだけ変化させるとかなり不気味なものが出来るということをここから学びました。めちゃくちゃ綺麗で不気味な作品です。
インターステラー
愛は地球を救うとはこの事だ、と言わんばかりの名作なんですが、とてつもないハードSFです。IMAXで見た衝撃が自身の楽曲、「Singular Point」に繋がります。そして、この浮遊感は様々な楽曲に取り入れてます。
宇多田ヒカル – 誰にも言わない
この曲は衝撃でした。展開と音作りが日本人にはないセンスで、最初はそこにびっくりしてたんですが、聴けば聴くほど音の配置とか細部の凄さが見えてきて、この曲を中心に宇多田ヒカルのミックスダウンというか空間作りをいつも参考にして楽曲制作してます。
Fant4stik – Reptilians
UK HARDCOREをずっと作り続けてた自分にHardtekという新しい道を見出させてきたFant4stikですが、このアルバムは特に聴き込みました。
同じハードな音ですが、UK HARDCOREとは違いキックとベースの鳴り方があまりにも違って、ここからキックとベースを研究する方向性が変わりました。
Jungletek Mafia Vol.4
Balter Festivalでの経験を経て、Amen 4 Teknoのスタイルには本当に影響を受けました。その中でも特にこのアルバムは聴き込みました。Hardtekなんですが、文字通りJungleが混ざってきたりReggaeな要素が入ってきて飽きさせず、より気持ちいいグルーヴがずっと続きます。そして、Jungletek Magia Vol.8にはT-Menaceとの共作が収録されています。
Ajja – Tulpa
Ajjaからはエネルギッシュなグルーヴ感を学びました。溜めて溜めて溜めて放出。他のPsyTranceでは見られないロックなテイストと無限に聴けるベースメロディ。ここはかなり影響を受けてます。
THEUS LIVE
2018年ごろに初めてLiveを見たときに今まで構築してきた感性が全て崩れ落ちました。自由な発想でDoppelgengerさんがトランス、ダブを鳴らし続けて、それに武田さんが生のドラムを乗せる。
自分の楽曲は型にハマりすぎてるんだと感じて、これ以降様々なところからインプットするようになり、より自由な発想で楽曲制作することになりました。ここが自分の音楽人生の本当のスタートだったと言っても良いぐらいに方向性が変わりました。
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで
作品!?って思われるかもしれませんが、これは作品と言っていきたいところです。松本さんが作ってるビジュアルバムとかでも良かったのかもしれませんが、ガキの使いのトーク、ここで突飛なアイデアの作り方を学んだと言っても過言ではありません。
度肝抜かれるのは視聴者からの意味不明なハガキに対して松本さんがボケて浜田さんがツッコミを入れていく全部リアルタイムで構成されていく漫才。もちろん滑ることもあるんですが、関係ないんです。その状況をメタ視点で見せて、どんだけ滑ってても最後は絶対もう、、、爆笑なんですよね。